「Dual KOTO×KOTO」アウトリーチの様子(勝間田小学校4年生・6年生の回)
2020年12月15日
11月27日(金)は、勝間田小学校4年生と6年生を対象に行われました。
勝間田小学校4年生
4年生の回では、「箏は何の動物がモデルになっているか、みんな知っているかな?」というクイズが出されました。児童たちは、「鹿!」「クジラ!」「キリン!」など、箏の形から想像できる動物をたくさん答えてくれましたが、正解は「龍」でした。演奏する側の先端部分は「龍頭(りゅうとう)」、その反対側は「龍尾(りゅうび)」など、箏は「龍」に見立てて各部の名称が付けられています。調弦をとるための「箏柱(ことじ)」についても教えてもらいました。さらに、箏の裏面も見せてもらいました。裏面には穴が2つ空いており、その穴から弾いた音が反響して綺麗な音がでる仕組みになっています。箏を初めて見る児童も多く、とても興味深そうにアーティストの説明を聞いていました。
勝間田小学校6年生
6年生の回では、多東康孝作曲「夏休み~冒険・夕焼け~」という曲を演奏してもらいました。はじめは、明るい曲調ですが、途中から夕暮れをイメージした、落ち着いた曲調に変わりました。曲の途中から箏以外の「チーン」「シャカシャカ」という音が聴こえてくると、児童たちはどこから音が聴こえてくるのか、キョロキョロしていました。ホールスタッフが、客席の後ろで音を出していましたが、箏の演奏を聴きながら、後ろの音も気にして演奏を聴いていました。箏の音だけではなく、曲に合わせて違う楽器の音が入る事によって、より曲の世界観を感じることができました。
アウトリーチ終了後には、児童たちからアーティストへ花束のプレゼントがありました。いつもの音楽室とは違う雰囲気の中で、児童たちは、とても特別な時間を過ごす事ができました。
