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高山さん夫妻【平成23年:千葉県より移住】
学生時代、同級生だったお二人。平成23年に脱サラして農家へと転職した真宏さん。元々勝央町に祖父母の実家があり、父親夫婦とともにUターン。自然と動物に囲まれ、前職と真反対の生活を仕合せに過ごしている。
家族と過ごせる
幸せ時間
親・子・孫と三世代で暮らす高山ファミリー。生まれも育ちも千葉県の真宏さんは、新宿で商社マンとして勤務していた。
仕事に没頭する日々を過ごし、朝は早く出かけ、夜は遅く帰る生活を送り、家族との会話は日に日に減っていったという。
そんなある日、東日本大震災が発生。帰宅時間が早められ何年かぶりの一家団欒を過ごすうちに忘れていた家族の大切さを思い出す。また、原発事故の影響もあり、安全な場所を探していたところ、勝央に行き着いたという。
「元々勝央に祖父母宅があったのと、お中元などで知人に勝央のブドウを渡した時とても好評だったので『これだ!』と思い、ブドウ農家になることを決めました。子育てに嬉しい支援が多く、病院もある。光回線やインターも近く、生活インフラが整っていて本当に便利。こっちに来て子供と一緒に遊ぶ時間は増えたし、自分がしたいことはできるし、もう良いことだらけですね(笑)。」
と笑顔で語る夫妻と、無邪気に遊ぶ子どもたちを夏の太陽が明るく照らしていた。
2男1女に恵まれた一家五人+祖父母の7人暮らし。外にはヤギを2頭飼育しており、自然の中でほのぼの生活を満喫している。