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上手な医療のかかり方(適正受診・適正服薬)について
適正受診・適正服薬に協力をお願いします
適正受診・適正服薬とは、医療機関のかかり方を見直すなどの取り組みで、「できるだけ医療機関等にかからないようにする」ものではなく、医療機関の受け入れ態勢を整え「安心して必要な時に医療を受けられるようにする」ものになります。むやみに受診・服薬をすることは、保険料が上がってみなさんの金銭的負担が増えるだけでなく、新たな健康問題を引き起こす可能性があります。
医療費助成は、町民の皆様の税金で賄われ、医療機関や町民の皆様のご理解とご協力によって支えられています。これからも安心して必要な時に医療を受けられるように、以下のことに注意し、日ごろから適正な受診をお願いします。
夜間・休日の受診は、よく考えてから
休日や夜間に開いている救急医療機関は、緊急性の高い患者さんを受け入れるためのものです。休日や夜間に受診しようとする際には、平日の時間内に受診することができないのか、もう一度考えてみましょう。
緊急を要さない受診は、急病人の治療に支障をきたしたり、割増料金で医療費が高くなったり、保険適用外の自己負担額が発生したりします。
子ども医療電話相談事業【♯8000】
保護者の方が、休日・夜間の子どもの症状にどのように対処したらよいのか、病院を受診した方がよいのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師に電話で相談できるものです。
この事業は全国統一の短縮番号♯8000をプッシュすることにより、お住いの都道府県の相談窓口に自動転送され、小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院等のアドバイスを受けられます。
救急安心センター事業【♯7119】
「すぐに病院に行った方がよいか」や「救急車を呼ぶべきか」悩んだりためらう時に、医師・看護師等の専門家に電話で相談できるものです。
実施エリアでは♯7119をプッシュすることにより、医師・看護師・トレーニングを受けた相談員が電話口で症状などを聞き取り、「緊急性のある症状か」や「すぐに病院を受診する必要性があるか」等を判断します。相談内容から緊急性が高いと判断された場合は、迅速な緊急出動につなぎ、緊急性が高くないと判断された場合は、受診可能な医療機関や受診のタイミングについてアドバイスを行います。
かかりつけ医・かかりつけ薬局をもちましょう
何かあったらすぐに受診や相談ができるかかりつけ医は、それまでの病歴や健康状態、体質等を把握しています。
薬も飲み合わせによっては副作用があります。かかりつけ薬局では薬歴が分かるので、薬の飲み合わせなど相談することができます。
重複受診はひかえましょう
同じ病気で複数の医療機関を受診することを重複受診といいます。
重複受診は医療費を増やしてしまうだけでなく、重複する検査や投薬により、かえって体に悪影響を与えてしまうなどの心配もあります。
今受けている治療に不安などがあるときには、そのことを医師に伝えて話し合ってみましょう。
頻回受診はひかえましょう
同じ病気で同じ医療機関を受診する回数が過度に多いことを頻回受診といいます。
頻回受診をしていると毎回の受診で再診料が発生し、医療費が高くなります。また、診療を繰り返すため、医療機関での治療時間が増え、救急搬送や急病人の治療に支障をきたす恐れがあります。
ジェネリック医薬品をご存知ですか?
ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等な医薬品になります。厳しい試験に合格し、厚生労働大臣の承認を受け、国の基準、法律に基づいて製造・販売しています。
さらに、製品によっては、服用しやすいように大きさや味・香りなどを改良したジェネリック医薬品もあります。新薬に比べ開発費が少ないために、費用が安くなる場合があります。
ただし、ジェネリック医薬品がない場合や、体質や病状等によってジェネリック医薬品に変更できない場合もありますので、医師・薬剤師にご相談ください。
参考(外部リンク)
- 医療機関への受診にあたって(厚生労働省)<外部リンク>
- 上手な医療のかかり方.jp(厚生労働省)<外部リンク>